2年ぶりの更新となりました。②正解のないことを知った

2年ぶりの更新となりました。①振り返り の続きです。

獣医学、手作りごはん、自然栽培、添加物、栄養学、生理学、食事療法、マクロビオティク、料理…
沢山の先生のセミナーを受ける中でわかったことがありました。

(フードコーディネートスクール卒業式)

 

正解はどこ?

セミナーは、同じ分野でも先生が違うと考え方も内容も違います。

例えば獣医師の先生による手作りごはんセミナーでも、一方の獣医師の先生は『完全生食派』もう一方の先生は『加熱派』そして『どちらでもいい派』。栄養学の先生では一方は『オメガ3は良くない』一方では『オメガ3は良い』。一方では『はちみつは加熱してはいけない』一方では『加熱してもいい』。

(ナチュラルハーモニー代表 河名さん。(L.pinonでも食材を使用させていただいており、掲載許可も頂いています。))

 

ある先生は『食塩はミネラルが無くなってしまっているから良くない。(自然塩がいい)』、ある先生は『ミネラルが抜けているのなら他で補えばいい。』これらはほんの1例ですが、こんなことが本当に山程ありました。

(NPO日本食育インストラクターでの服部先生)

 

『あれがいい』『これはダメ』『こうした方がいい』『これは間違っている』
先日行ったセミナーでは良かったことが、次に行ったセミナーではタブーになっている。

最初は”正解は存在している“と言う考えのもと『何が正解なのだろう…』と正解を探していました。けれどそれを続けて行く中で気が付いたことは”絶対的な正解などない”と言うことでした。

(有機栽培、自然栽培の畑研修に通っていた際、採った野菜をその場で調理し食べました。)

 

世の中では世界中で沢山の頭のいい研究者の方々が、毎日毎時間毎秒実験と研究を重ねられています。しかしそれでも人が把握できることは限りがあります。そして生き物には答えがありません。
実験の中でも『試験管の中で起こっていること』と『実際に体で起こること』は違う。
そして生物の種別が違えば当たり前ですが差が出て、同じ種別でも個体差があります。実験による『平均値』や『統計学』はとても頼りになるものですが、ただそれが『絶対的な正解』ではありません。

さらに、科学の答えは常に更新されています。昨日まで『安全』と言われていたものが今日になって『危険』なものになってしまうこともあります。

天然色素に発がん性

例えば、2004年まで着色料として使用されていたアカネ色素。西洋アカネと言う植物の根から抽出される天然色素で、ハムやソーセージ、かまぼこ、お菓子やジャム等の着色に使用されていました。国内では2002年は5トン、2003年は3トンが生産され、アカネ色素を使用した食品輸入量は、2002年が40トン、2003年は23トン。しかし、ラットによる実験により発ガン性が認められ2004年に製造、販売、輸入が禁止となりました。*1参照

昨日まで”天然色素だから安全”とされていたものが、今日は”発ガン性があり危険”になるのです。

(添加物の神様と言われている安部司さんの添加物セミナー)

 

ドッグフードの栄養基準も時折改定されている。

ドッグフードで言えば、総合栄養食の栄養基準は”AAFCO”と言うアメリカの検査機関、米国飼料検査官協会(Association of American Feed Control Official)によって定められています。この機関が定めた栄養基準を満たしているドッグフードを、日本ではペットフード公正取引協議会の団体に属し申請をして正式に認められると『総合栄養食』と表記が出来ます。(総合栄養食にはドッグフードに『総合栄養食』と必ず表記してあります。それ以外のフードは『一般食』等の表記になります。)

総合栄養食は、”このフードとお水さえあれば、犬は一生生きていける”と言われているものですが、この大事なドッグフードの栄養を決めるAAFCOの栄養基準値も時折改定され変わります。

 

つづきます。

*1
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syokuten/040705/index.html